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海外クライアントへのPR支援について流通経済大学で講義報告

シェイプウィン株式会社のPRマネージャー杉本綾子は、2024年6月11日(火)に流通経済大学(運営法人:学校法人日通学園、所在地:茨城県龍ケ崎市 理事長:野尻 俊明)経済学部マーケティング論の講義に客員講師として登壇し、「海外企業・団体の日本におけるインバウンドPR及びマーケティング」と題した講義を、約150人の学生に向けて行いました。

海外クライアントへのPR支援について流通経済大学で講義報告
学生に講義を行う杉本

背景・市場環境について

コロナ禍が明けたことや円安を受けて、日本への海外からのインバウンド観光客が大幅に増加しています。日本政府観光局(JNTO)(※1)によると、2023年のインバウンド観光客数は2022年比で200%増加しました 。また、ヨーロッパの景気不安もあり、多くの海外企業が日本市場に注目し、進出を加速させています。英国商工会議所のレポート(※2)によれば、2023年にはヨーロッパ企業の日本市場への参入が前年比で30%増加しています 。

さらに、コロナ禍の間に日本企業がPR活動を縮小していた一方で、多くの海外企業はこれを機に日本へのPRを強化していました。電通の調査(※3)では、2020年から2022年の間に海外企業の日本におけるPR予算が平均で25%増加したことが示されています 。この影響もあり、シェイプウィンの顧客の約7〜8割を海外企業が占めるようになりました。

講義の内容

今回の講義では、杉本が担当する海外クライアントの日本におけるPR及びマーケティング施策の実例を交えながら、PRとは何か、どのような活動を行うのかを学生に分かりやすく説明しました。実例として昨年、欧州連合(EU)のプロジェクトで行われたフランス産バターのPRで実施されたポップアップストアの開催、有名フレンチシェフとのタイアップ、メディアイベントの開催、インフルエンサーマーケティング、デジタルキャンペーンなど多岐にわたるPR施策を紹介しました。

講義の最後には、海外クライアントと仕事をする上での難しさや楽しさについても触れ、学生たちから多くの質問を受けるなど有意義な時間となりました。学生たちは実践的なマーケティング戦略の知識を深めると同時に将来のキャリアに役立つ貴重な学びを得ることができたようです。今回の講義を通じてPRや海外との仕事に興味を持つ学生が増えることを期待しています。

学生の反応と感想

「自分はSNSマーケティングにとても興味があったのでとても面白い授業でした。PRと広告の違いはなんでしょうという問題が出てきたのですが、今までそんなことまで考えていなくてわからなかったのですが、授業を聞いてPRについて深く考えることができました」

「私を含めて聴いていた学生が生涯かけても体験できるか分からないお話が聴けて、私も海外へ視野を広めてみるのもいいかと思えました。新しい発見をありがとうございます」

「海外で活躍するのは自分もすごく夢があってかっこいいと思っていたので、実際に外国人のクライアントとビジネスしている人を見て、すごくかっこいいなと思いました」

登壇者

杉本 綾子(すぎもと りょうこ)
シェイプウィン株式会社 PRマネージャー

 青山学院大学文学部英米文学科卒業。高校時代に1年間アメリカに留学し英語を学ぶ。大学卒業後は広告代理店に勤務しセールスプロモーションの企画営業職としてローソンやサントリーなど大手クライアントを担当。その後、化粧品会社に転職しマーケティングを担当。2021年よりシェイプウィン株式会社に就業。現在は、広報PRスペシャリスト、SNSマーケティングディレクターとして国内外のクライアントを担当し、CM動画作成やイベントディレクションなども手掛けている。特にSNSマーケティングを専門とし、上級SNSエキスパートの資格を保有。英語は上級レベルを誇り、クライアントとのコミュニケーションは全て英語で行っている。

出典:

  1. 日本政府観光局(JNTO)2023年インバウンド観光客数レポート
  2. 英国商工会議所の2023年市場参入レポート
  3. 電通の2022年PR予算調査