WBS トレンドたまご応募の鍵は何か
ワールドビジネスサテライト(WBS)は、IT企業などビジネス関連サービスを展開する企業であれば取り上げられたい番組です。製品をリリースした直後に「トレンドたまご」に取り上げてもらえるのは理想中の理想です。コーナー宛に応募やプレスリリース、商品サンプルを送ったという方も多いのではないかと思います。
トレンドたまごに応募してどうすれば取り上げてもらえるのか、過去の放送(2014年7月〜9月)66回から放送の傾向を分析しました。
WBSのトレンドたまごに応募して取り上げてもらうには?
番組ディレクターに聞いてみたところ以下がトレンドたまごの採用基準でした。
「発売前が望ましい」
「2分程度の放送ができる」
「”トレたま”らしいおもしろいもの」(ディレクター談)
「”トレたま”らしいおもしろいもの」これは、一番困るコメントです。
ディレクターに聞いてもこれ以上出てこなさそうだったので、シェイプウィンでは、「トレンドたまごらしさ」とは何か?を探るために過去の放送から取り上げられる傾向を分析しています。2014年7月から9月の3ヶ月間の傾向をまとめましたので、応募のヒントにしてみてください。
WBS トレンドたまご 放送の14年7-9月の統計化
1.企業規模
大手のニュースを取り上げることの多いワールドビジネスサテライトですが、トレンドたまごでは、中小企業が72%も取り上げられています。中小企業の製品は未完成なところもあり、トレンドたまごのコンセプトに合致しているからだと考えられます。
2.企業所在地
トレンドたまごの取材の65%は関東地方で行われています。テレビ東京本社(東京都港区)から取材に行き、その日のうちに番組で紹介する都合上、東京近郊が取材されやすいです。地方企業でトレンドたまごに応募する場合は、東京への出張が可能であることをプレスリリースに記載すると良いです。
3.取材対象商品
トレンドたまごに応募する前に知っていただきたい事実が現れています。実は、教育・ITサービスなどのサービスは、わずか3%しか取り上げられていません。SEOの会社や教育関係の方からよくトレンドたまごへのPR活動のお問い合わせをいただきますが、残念ながら応募しても採用されるケースは少ないです。
ここで採用されているサービスはNTTや富士通などの大手です。サービスで応募する場合は、形のある製品と絡めて応募するとよいです。技術で応募しPRする場合も形のあるものが好ましいです。IT技術では、IoT(アイオーティー)などが出演しやすいです。
4.商品ターゲット
3/4はBtoC(コンシューマー向け)商品が占めています。BtoB(企業向け)商品は、その商品自体のターゲットが狭いためテレビでは扱いづらいのが現状です。防災グッズやスマホ関連などBtoC商品は、一般の人でも関わることが多くテレビでは取扱易い商品です。
BtoB商品でトレンドたまごに応募する場合は、BtoBtoCのイメージで間接的にコンシューマーに役立つというメッセージをプレスリリースに書くことで採用率が上がります。
5.トレンドたまご応募時に入れておきたいキーワード
3ヶ月の間にトレンドたまごに取り上げられた商品のキーワードを集計しました。スマホのケースプリンタやスマホで○○ができる製品などスマホを絡めた商品が多くなっています。
また、2011年の東日本大震災以降、防災に関するグッズも定期的に取り上げられています。
ロボット市場が拡大していることから、○○をするロボットやロボットとスマホが連携する商品や技術も多く取り上げられています。
トレンドたまご応募の精度をもっと高めたい方へ
トレンドたまごは2分程度で放送されるコーナーです。その内容には、身の回りで困っていることの紹介や商品の紹介、その技術の仕組み、開発者インタビューなど複数の映像が組み合わされています。特に、身の回りで困っていることを新しい技術(視点)で解決する商品が取り上げられやすいです。
トレンドたまごに取り上げられるためには、取り上げられやすい商品の分析だけでなく、ストーリー作りが重要です。この記事で分析し紹介したトレンドたまごの傾向と自社の商品の属性が合致していても、どのように応募したら良いのか? また、どのようなプレスリリースや応募書類を書いたら良いのか? 不安な方も多いと思います。
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