シェイプウィンでは、この春から番組プロデューサーの今村(筆者)が加わり、在京キー局のテレビ番組の制作事業を始めました。メディア掲載のため日々奮闘されている『広報』『PR』または『PR会社』をご担当の方々は、番組制作がどのように行われているのか、興味をお持ちかと思います。そこで今回は、テレビ番組の制作現場の裏側について触れてみたいと思います。
番組の制作現場にはどんな人たちが関わっているの??
テレビ番組の制作には、多数のスタッフが携わっています。多くの番組では、シェイプウィンのようなプロダクション(制作会社)が実際の現場に立ち、番組の制作を行います。
この制作現場に立つのが通常“制作”と呼ばれる人たちです。
- プロデューサー
- ディレクター
- AP(アシスタントプロデューサー)
- AD(アシスタントディレクター)
“制作”の他にも、
- いろいろな“ネタ”を収集するリサーチャー
- 構成台本やナレーションを書く構成作家
- 撮影部隊
- 編集
- 音効担当(音響効果担当 もしくは 音響担当)
など、多くのスタッフが力を合わせ、1本のVTRを制作し、放送されているのです。
番組の企画はどうやって決まるの??
『広報』『PR』担当の方々が一番気になるのは、“企画の決まり方”についてかと思います。
そこで、シェイプウィンで企画・制作し、今年9月に放送されたキー局夕方ニュースの特集コーナーを例に、 “企画の決まり方”について触れたいと思います。
まず、“企画”というのは制作会社による持ち込みの企画と、テレビ局内の番組チーム内による企画があります。どちらの“企画”も、大もとになる“ネタ”を必要としています。
ネタの収集は、専門スタッフのリサーチャーだけでなく、“制作”と呼ばれるプロデューサーやディレクターにAP、ADたちが日々アンテナを張って探しています。そして、その“ネタ”収集の材料の一つが、『広報』『PR』の方々が作成・配信をしている“プレスリリース”だったりします。
このようにあらゆるスタッフがネタを収集し、様々な視点から内容を吟味し、企画書となってテレビ局内で企画会議にあがります。この企画会議で「番組として放送したい」となると、やっと“企画”が決まり、取材の実現となるのです。
そして、『広報』『PR』の方々にとって大切なのが、“どんな企画だとテレビ局の企画会議で採用されるか”ですね。次回以降、そのポイントに触れていきたいと思います。