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PR会社の比較・選び方、PR会社が教えます

都市と人

PR戦略の立案、プレスリリース作成配信、メディアキャラバン、記者会見など広報PRに対するニーズは様々です。PRとマーケティングを行う会社の立場でこのような記事タイトルを書くと手前味噌になりますが、今回はシェイプウィンも含めて企業ニーズ別にPR会社の選び方をご紹介します。

そもそもPR会社の違いは何?

PR会社の分け方として、総合PR代理店、専門PR代理店の2つに分けることができます。広告代理店にどんな業種でも支援する総合広告代理店と業界に特化した広告支援をする専門広告代理店があるのと似ています。

幅広い業種の広報PR支援をする総合PR会社(代理店)

総合という名前がつくと大きいベクトルや電通PRなどの大手のPR会社を想像しますが、規模の大小のことではありません。

多種多様な業種に総合的なPR支援(代理)を行うのが「総合PR会社」です。業種で言うと大手のPR会社では、BtoBの工業機械やITからBtoCの食品やメーカー、自治体まで幅広くPR支援を行っています。また、総合PR会社が提供するサービスは幅広く、メディア露出を狙うためのパブリシティ活動からブランディング、イベントプロモーション、キャスティング、危機管理まで行っているところが多いです。

総合PR代理店を使うメリットは、クライアントの多種多様性とメディアのアプローチ先の幅広さです。総合PR会社はテレビから業界の専門紙まで幅広くアプローチできます。また、競合に当たらない似て非なるクライアントを持っているため複数のクライアントを抱き合わせにした特集の提案ができます。

業界特化型の専門PR会社(代理店)

ファッション、化粧品、食品、金融、IT、医療などクライアントの業界に特化したPR会社もあります。比較的小さな会社が多いです。

専門PR会社の特徴としては、業界に対する深い知識と業界メディアとの深いリレーション(繋がり)です。総合PR会社が広く浅くメディアにアプローチにしているのに対して、専門PR会社は個々のメディアに対して深いリレーションを持っています。例えば、ファッション業界の専門PR会社であれば、ファッション誌、一般新聞のアパレル担当記者、アパレルの業界誌とファッション業界に接するメディアのキーマン(編集長や副編集長)と深く繋がっているため総合PR会社では獲得しにくい深い記事(パブリシティ)が獲得できます。また、業界に特化していることで業界に対する深い知識があり、メディアに対してしっかりとメッセージ発信ができるのも特徴です。

医療やファッション、化粧品など特定の業界でのPRをする場合には業界特化型の専門PR会社が適しています。

サービス特化型の専門PR会社(代理店)

一方でサービス内容に特化した専門PR会社もあります。

テレビのパブリシティ獲得を専門とするPR会社があります。マテリアルやウィスコムなどの中堅PR会社が有名です。テレビPRは、パブリシティ活動の中で最も難しいものです。忙しいテレビマンにアポを取って打ち合わせをするメディアリレーションもなかなか難しいです。また、新聞や雑誌に比べ多くの情報を求められるテレビではその情報収集能力も重要となります。

サービス特化型の専門PR会社には他にも@PressやPRTIMESなどのプレスリリース配信専門や危機管理広報専門、IR専門などのPR会社があります。

PRに明確な課題があるときは、サービス特化型の専門PR会社に相談してみるのも一つの手です。

3つのドア

PR会社が教える「PR会社の選び方」

PR会社の立場とメーカーでのマーケティング経験がある神村の意見としてPR会社の選び方を紹介したいと思います。

総合PR会社に依頼する場合

年間に何種類もの商品をリリースするメーカーなどは総合PR会社が適しています。幅広くメディアにアプローチできるだけでなく、メディアへのサンプリングなど様々なメニューで総合的なPR支援をしてもらうことができます。ただし、リテーナー(顧問契約)費が約80万円~で記者発表やその他のPR施策は別途費用が必要で、PRコストも高額です。

業界特化型の専門PR会社に依頼する場合

ファッションブランド、ジュエリーブランド、コスメブランドなどメディアの露出先が決まっている場合は非常に強力です。ファッション誌とのコミュニケーションが深く、総合PR会社も一部を発注している程です。また、医療や健康食品など薬事法が絡む場合は医療に強いPR会社が有効です。表現方法や独自のPR方法で支援してもらえます。

サービス特化型の専門PR会社に依頼する場合

広報PRにおいて「テレビ露出ができていない」「IRのみの支援がほしい」など特定のニーズを満たしてくれます。例えば、Webや新聞などへのメディア露出はできているがテレビの露出が取れていないのでテレビPRを強化する場合、上場するに当たってIR機能を備えたい場合の支援などがこれに当たります。

パズル

おまけ、シェイプウィンはサービス特化PRとマーケティングを提供

PR会社といっても様々な特徴を持っています。PR会社にお願いすればメディア露出(パブリシティ)が増える、広報ができるようになる、PRが丸投げできるというのは幻想です。PR会社と二人三脚で広報PRを成功させるためにも自社で抱える広報PRに関するニーズを明確にすることが大事です。

上記のPR会社の中で、シェイプウィンは「サービス特化型の専門PR会社」にマーケティング支援の機能を付加しています。シェイプウィンのPRは何よりも「メディアリレーション」に特化しています。メディアのニーズ・インサイトを明確化し、何があれば取材したいと思うのかをメディアから聞き出しています。そうすることによって、商品開発やプロモーション戦略のPR視点での改善が望めます。PR=パブリックリレーションズの意味のとおりパブリック(=メディア)の声をマーケティングに活かすことでよりよいマーケティングとPRを実現しています。

なぜ自社はメディアに出られないのか、次にどんな戦略でマーケティングやPRをやっていけばよいのかという相談をいただくことが多いです。広報PRでお困りでしたらお気軽にご相談ください。

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神村 優介
徳山工業高等専門学校卒業。在学中にNHK高専ロボコン出場経験を生かしたロボット教育ビジネス「MAKE21」を始める。2005年にこのビジネスで経済産業省後援のドリームゲートビジネスプランコンテストの中国地区大会で最優秀賞を取得。その後、株式会社セガトイズに入社し、玩具の企画開発マーケティングを担当。お風呂で使える家庭用プラネタリウム「ホームスターアクア」をプロデュースし、年間15万個出荷の大ヒットを記録。独立後、広報PRを中心にマーケティング企画支援を行うシェイプウィン株式会社を24歳で設立。これまでにChatWorkやスマレジ、TEMONAなどスタートアップの広報PRやマーケティングを支援。