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SEO外注すべき?SEO施策でよくある失敗と事前に知っておきたい注意点

SEO外注でよくある失敗_アイキャッチ画像

「ドメインランクが上がったけど、狙ったキーワードで上位化できていない」
「SEOの効果は感じているけど、会社の売上にはつながっていない」
「SEOのKPIは達成しているけど、会社のマーケティング成長につながっていない」

自社でSEO施策に取り組んだものの、上記のような悩みを持っていませんか?

とはいうものの、SEO専門業者に外注しても、本当に費用対効果にあった結果が生まれるのかと不安を抱えている方も多いです。実際のところ、SEO会社に外注することが必ずしも正解と言えるのでしょうか。

そこでこの記事では、SEO対策の外注を検討している方に向けて、実際のところSEO外注することでメリットが得られるのか?SEO外注の費用相場、そして信頼できる代行会社の見分け方なども含めて解説します。

SEO対策の外注とは?何ができる?

外注 SEO

SEO対策は多岐にわたり、SEO施策を成功させるためには専門的な知識と時間が必要です。

SEO業務を外注することで、効果的かつ効率的にSEO対策を実現できると考えている方も多いのではないでしょうか。まず始めに、そもそもSEOとは何か、SEOの外注でできることについて解説します。

そもそもSEOとは?

SEO(検索エンジン最適化)とは、ウェブサイトが検索エンジンの結果ページで上位に表示されるようにするための一連の手法や技術を指します。

検索エンジンはアルゴリズムを用いて、ウェブサイトの内容や品質を評価します。SEO対策は、このアルゴリズムに適合するようにウェブサイトやウェブページを最適化し、自然検索からのトラフィックを増やすことを目的としています。

SEOは大きく分けて、キーワード選定やコンテンツ制作などの「内部対策」と、被リンクの獲得などの「外部対策」があります。これらの対策を適切に行うことで、検索エンジンからの評価が高まり、結果としてウェブサイトの順位が上がります。

関連記事:SEMとSEOどちらを選ぶべき?費用対効果の高い施策のポイントとは

SEOの外注で実現できること

SEO対策の外注には、先ほどあげた内部施策、外部施策、そしてSEOコンサルなどが挙げられます。

SEO外注と合わせてよく聞くSEOコンサルタントは、クライアントのビジネス目標に基づいて、最適なSEO戦略を策定します。自サイトや競合サイトの分析を行いながら、現状の強みや弱み、競合の対策状況を把握し、効果的な対策を打ち出すことができます。

内部対策としては、サイトの構造やメタタグの最適化、ページ速度の向上などがあります。これらの技術的な最適化は、検索エンジンに対するサイトの評価を高めるために欠かせません。

外部対策では、質の高い被リンクを獲得するための施策が行われます。被リンクは検索エンジンにとって信頼の証となるため、戦略的にリンクビルディングを行うことが重要です。

<SEO外注の主な内容>
・戦略設計の立案
・自サイトや競合サイトの分析
・キーワード選定
・コンテンツ制作
・内部対策
・外部対策

SEOの外注が注目されている理由

SEOの外注が注目される理由は、デジタル化やAIの進化なども挙げられますが、根本的に、多くの企業が内部リソースだけでは効果的なSEO対策を行うのが難しいと感じているからです。

SEOは技術的な知識や継続的な努力が求められる分野です。専門の外注先に依頼することで、最新のSEOトレンドやアルゴリズムの変化に迅速に対応でき、効果的な対策を講じることが可能になります。

さらに、外注することで社内リソースを他の重要な業務に集中させることができます。これにより、総合的な業務効率が向上し、ビジネス全体のパフォーマンスを高めることができます。

また、外注先の豊富な経験と専門知識を活用することで、自社で0からSEO施策を始めるよりかは短期間で成果を上げることができる点も大きなメリットです。

SEOを外注する際の費用相場

SEO外注の費用相場_画像

SEO対策を外注する際、事前に費用相場について確認しましょう。SEOの施策は多岐にわたるため、費用は具体的な施策内容や提供されるサービスによって異なります。

外部施策

外部SEO対策の費用は約1〜15万円程度です。

外部施策は、主に被リンクの獲得が主流です。被リンクは、他のサイトから自社サイトへのリンクを指し、質の良い被リンクは検索エンジンからの評価を高める効果があります。質の悪い被リンクは逆効果になる可能性があるため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

テクニカル・内部SEO

テクニカルおよび内部SEO対策の費用は約10〜50万円です。

これには、検索エンジンに対する具体的な施策とユーザーに対する対策が含まれます。具体的な施策には、XMLサイトマップの設置、内部リンクの最適化、画像の最適化などがあり、これらは検索エンジンのクローリングとインデックスを改善します。

ユーザーに対する対策としては、ページスピードの改善やモバイルフレンドリー化が挙げられ、これによりユーザーエクスペリエンスが向上します。

コンテンツSEO

コンテンツSEOの費用は約5〜30万円です。

コンテンツSEOでは、競合調査やキーワード選定、記事構成の作成、SEOライティングの指導、文章の添削などが行われます。質の高いコンテンツは検索エンジンから高く評価されるため、適切なキーワードを使用し、ユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。

コンテンツSEOの対策により、自然検索からのトラフィックが増加します。
SEOとコンテンツマーケティングの違い混合してはいけない3つの理由と効果的な施策を解説!

SEOの戦略設計コンサルティング

SEOの戦略設計コンサルティングの費用は約10〜100万円です。

このサービスは、競合調査、自サイト分析、キーワード調査、サイト全体の構成構築などを含みます。戦略設計コンサルティングは、SEO対策の基盤を築くために重要であり、長期的な成果を目指すための計画を立てることができます。

総合型のSEO会社

総合型のSEO会社の費用は約10〜80万円/月額です。

これらの会社は、戦略設計からコンテンツ制作、ライティングサポートまで、包括的なサービスを提供します。具体的な施策には、自社および競合サイトの分析、キーワード調査、コンテンツの企画、キーワード選定、レキュレーションの作成、原稿の編集、フィードバック、SEOライティングの添削などがあります。

総合的なサポートにより、SEO対策の全体像を把握し、効率的に実施することが可能です。実際のところ、部分的なSEO対策を行っても最終的な自社の目的と繋がらない場合が多いため、費用対効果を含め総合的なSEO会社に依頼することがお勧めです。

SEO代行の契約形態の違い

外注

SEO代行を依頼する際には、契約形態にいくつかの選択肢があります。

それぞれの契約形態にはメリットとデメリットがあり、自社のニーズや予算に応じて適切な形態を選ぶことが重要です。以下に、主な契約形態である成果報酬、月額固定報酬、一括支払いの違いについて詳しく説明します。

・成果報酬
成果報酬型は、特定の成果が達成された場合にのみ報酬が支払われる契約形態です。検索エンジンの特定キーワードで上位にランクインした場合やトラフィック増加が目標に達した場合に費用が発生します。

・月額固定報酬
月額固定報酬型は、毎月一定の金額を支払う契約形態です。一定の予算で継続的なSEO対策を受けられ、長期的な戦略を実行しやすいでしょう。

・一括支払い
一括支払い型は、契約時に全額を前払いする契約形態です。通常、プロジェクト単位で契約し、全体のコストが明確になります。

SEO対策を外注するメリット

SEO対策を外注するメリット_インフォグラフィック

次に、SEO対策を外注する際に得られる、具体的なメリットについて詳しく説明します。

人的リソースが空き、コア業務に専念できる

SEOは工数の多い作業で、全てを自社で行うにはかなりの労力が求められます。

内部対策、外部対策、コンテンツの最適化など、継続的に続けることが必要です。これらの業務を外注することで、社内のリソースを他の重要な業務に集中させることができます。

特に中小企業やスタートアップにとっては、限られたリソースを効率的に活用するために、SEOを外注することは、一見費用がかかるように見えて最終的な費用対効果は高いと言えるでしょう。

売上や成果につながる

SEO施策で陥りがちなのが、単に「検索上位を獲得すること」に執着してしまうことです。

しかし、検索上位を獲得するだけでは「企業としての利益」には直結しません。重要なのは、検索上位からの流入を「商品の購入」や「問い合わせ」などの具体的な成果につなげることです。

SEOのプロは豊富な経験やノウハウを活かし、発注元の求める成果から逆算してSEO戦略を立てます。これにより、「成果につながるSEO施策」が実施でき、売上や業績の向上に貢献します。

最新のアルゴリズムアップデートに沿った施策を打てる

Googleの検索アルゴリズムは頻繁にアップデートされ、検索順位が大きく変動します。

SEOを外注することで、こうしたアップデートに迅速かつ適切に対応できます。Googleはアルゴリズムを毎日変更しています。SEOの専門家はこれらの変化に精通しており、適切な対策を講じることができるため、常に最新のSEOトレンドに沿った施策を実行できます。

SEOのデータや施策を他の事業にも活かせる

SEO対策で得られるデータや知見は、他のマーケティング施策にも活用できます。

例えば、ユーザーの検索意図や行動パターンを分析することで、コンテンツマーケティングやSNS運用の戦略に反映させることが可能です。SEOで得たインサイトを他の事業活動に応用することで、全体的なマーケティング効果を高めることができます。

マーケティングコミュニケーションの手法は?戦略で成功した事例も紹介!

SEOを外注する際のポイントと会社の選び方

SEOを外注する際のポイント_インフォグラフィック 

SEO対策を外注する際に注意すべき点として、悪質な会社に依頼してしまった場合、自社の評価を下げてしまうことがあるということです。

適切なSEO会社を選ぶためのポイントを押さえ、自社に最適なパートナーを見つけることが重要です。ここから、SEOを外注する際のポイントと会社の選び方について詳しく説明します。

部分的なSEO施策ではなくマーケティングの視点から提案してくれる

SEOは単なる技術的な施策ではなく、全体的なマーケティング戦略の一部です。

部分的な施策にとどまらず、ビジネス全体の目標達成に向けて、マーケティングの視点から総合的な提案をしてくれる会社を選びましょう。これにより、SEO対策が売上や問い合わせの増加といった具体的な成果につながります。

シェイプウィンでは、単なるSEO施策ではなく、PR・マーケティング視点でブランド認知を促進しています。

サポート体制が整っている

優れたSEO会社は、24時間体制のサポートを提供し、迅速なレスポンスを提供しています。

SEO対策は継続的なプロセスであり、問題が発生した際に迅速に対応できるサポート体制が整っていることが重要です。レスポンスが早いことは、信頼性と顧客満足度の向上にもつながります。

十分な実績がある

SEO会社を選ぶ際には、その会社の実績を確認することも不可欠です。

過去の成功事例やクライアントの声をチェックし、実績が豊富で信頼できる会社を選びましょう。実績が豊富な会社は、さまざまな業界やニーズに対応する経験があり、効果的なSEO戦略を提案できます。

自社の目的や商材を理解した上で提案してくれるか

SEO会社が自社の目的や商材をしっかり理解し、それに基づいた最適な提案をしてくれるかどうかも重要なポイントです。

自社のビジネスモデルやターゲットオーディエンスを理解した上で、カスタマイズされたSEO戦略を提案してくれる会社を選びましょう。

SEO対策のKGIやKPIが明確

効果的なSEO対策を実施するためには、KGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)が明確であることが重要です。

SEO会社が具体的な目標設定とその達成に向けたプロセスを明示しているかどうかを確認しましょう。明確な指標を持つことで、SEO施策の進捗状況を定量的に評価し、必要な調整を迅速に行うことができます。

SEOを外注する前に知っておきたい注意点

広報がSEOに取り組む注意点_インフォグラフィック

SEOを外注することは多くのメリットがありますが、注意すべき点も少なくありません。以下に、SEOを外注する前に知っておきたい重要なポイントをまとめました。

必要最低限のSEOの知識が必要

SEOを外注する前に、社内で最低限のSEO知識を持っていることが重要です。

SEOの基本的な概念や最新のトレンドを理解していないと、外部業者とのコミュニケーションや依頼内容の把握が難しくなります。カスタマージャーニーマップを考え、自分たちでキーワード選定などの上流工程を行うことができれば、外注先に下流工程を安心して任せることができます。

まずは、社内でSEOの勉強をし、知見を深めることから始めましょう。

社内に知見が貯まらない

部分的なSEO施策を外注し丸投げした場合、社内に知見が蓄積されないというデメリットがあります。

これは、将来的にSEO対策を内製化したい場合や、他のマーケティング施策にSEOの知識を応用したい場合に不利となります。そのため、定期的なミーティングを通じて会社の経営方針を踏まえてながら、具体的な施策提案の説明を丁寧に行ってくれる、総合的なSEO会社が良いでしょう。

長期的な視点でSEO対策に取り組むリソースと体制が必要

SEO対策は短期的な効果を求めるものではなく、長期的な視点で取り組む必要があります。

継続的なコンテンツ更新やリンクビルディング、技術的な最適化が求められます。そのため、社内に長期的なリソースと体制を整えることが重要です。外注先との連携を密にし、継続的な改善を行える環境を整えましょう。

悪質な企業に依頼すると企業ダメージを受ける

SEO業者の中には、悪質な手法を用いる企業も存在します。

例えば、不正なリンクビルディングや過剰なキーワードスタッフィングなどのブラックハットSEOは、短期的には成果が出るかもしれませんが、長期的には検索エンジンからペナルティを受け、逆に順位が低下するリスクがあります。

依頼する際には、業者の評判や実績をしっかりと確認し、信頼できる企業に依頼することが重要です。

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まとめ:部分的なSEO外注は危険

外注 SEO

ブランド認知を高める方法は、PRだけに限りません。現代のデジタルマーケティングにおいては、SEOを活用したコンテンツ作成が不可欠です。

SEO対策を外注することで、プロの視点から多岐にわたるSEO業務を行ってくれるでしょう。そのため、結論SEO外注をすることは、企業にとって大きなメリットをもたらす正しい選択肢と言えます。

しかし注意すべき点は、SEOの知見が十分でないまま、費用を考慮して部分的なSEO業務の発注を行った場合、「SEOの効果は感じているけど、会社の売上にはつながっていない」などの問題が発生することです。

SEOを外注する際には、社会にSEOの知見を持った人材を確保するか、またはマーケティング視点からの総合的な提案、優れたサポート体制を持っている会社を選ぶことが重要です。

シェイプウィンでは、SEO戦略をPRやマーケティングと組み合わせて実施することで、これまで数多くの企業を支援しています。まずは会社の目的に対してSEO施策がベストなのかどうか、無料相談から行っておりますので、お気軽にお問合せください。

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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。