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Vancouver Techspo2024参加レポート

Vancouver Techspo2024

シェイプウィンのカナダバンクーバー拠点では北米や欧州の企業の日本市場への進出を支援を目的として活動しています。本記事では、現地で発見したTech、マーケティングに関する最新のトレンド、サービス、技術を紹介していきます。今回はVancouver Techspo2024の様子をお届けします

Vancouver Techspoについて

Technology expo

Vancouver Techspo 2024は、テクノロジーとイノベーションをテーマにした二日間のエキスポで、2024年4月25日、26日の2日間カナダのバンクーバーで開催されました。インターネット、モバイル、AdTech、MarTech、SaaSといった最新の技術が展示されます。今年で10周年を迎えるTechspoは、世界40ヶ所で展開される予定です。私が訪れたのは、2日間開催されるバンクーバー会場での1日目です。

Techspoには開発者、ブランドマネージャー、マーケター、デザイナー、イノベーターなど、テクノロジー業界の人たちが会場に集います。

加えて、DigiMarCon Canada Westというデジタルマーケティング、メディア、広告に焦点を当てたカンファレンスが同時に開催され、こちらではより学びが得られる場となっています。Techspoの展示フロアでは、製品の展示やネットワーキングなどの直接的な交流が行われます。

会場の様子

Vancouver techspo 会場の様子

受付を済ませたのはバンクーバー内の高級ホテルParadox Hotel。北米ではカンファレンス会場の他にホテルを会場とすることが多く、豪勢な空間に入れる貴重な機会です。

ブースエリアではテクノロジー系の企業や、アマゾン、Monday.comのEligoなどがブースを構えておりました。ブース担当者とのコネクションや参加者同士の会話などアクティブにコミュニケーションをとる様子がみて取れ、私が会場入りした時からすでに活気に満ちていました。

ブースの紹介

SuperPixcel

ひときわ目立っていたのは、入り口近くに設置された2D、3DカメラやVRを展示していた『Super Pixel』のブースです。

SuperPixelは、2Dおよび3Dのアニメーション制作、ARやVRを活用したインタラクティブ体験の提供を行っているアニメーション制作会社です。ブースでは同社が作成したVRヘッドセットの内部アプリを手にとって体験することができました。

同社のエグゼクティブプロデューサー、Edward氏によると、SuperPIxcelは今後、決定的な強者がいないVRアプリ市場に挑戦していく予定。Meta社ともパートナーを組んでいるそうです。

VR市場は急速に成長しており、2024年から2032年の間の年平均成長率(CAGR)は28.6%と予測されています​​。主要プレイヤーにはMeta(Oculus)、Sony(PlayStation VR)、HTC(VIVE)があり、それぞれが異なるニーズに応じた製品を提供しています​。しかし、Edward氏が述べていた通り、ソフトウェアとなる内部アプリには決定的な王者がいないのが現状です​。

今後もVRの技術革新が続くことで、インタラクティブな製品デモンストレーションや、不動産や観光業界でのバーチャルツアー、ブランドロイヤルティを強化するなど、マーケティングやPR活動において幅が広がりそうです​。

VRヘッドセットはAppleからも2月にApple Vison PROが発売されて新しい。まだまだ一般消費者に普及するのは時間がかかるかと思いますが、この領域には注目していきたいと思います。

Rocware

他にも注目すべき製品を紹介しているブースがあったので紹介していきます。

まずは、データエントリー自動化システムを販売しているChimpKeyというカナダの会社です。AIを活用してPDFの請求書や購買発注書をXMLやEDIに自動変換し、手動データ入力を不要にするツールを販売していました。

他には、AI搭載カメラでワークスペースや教育現場を変革しようとするRocware、そしてタスク管理から業務管理までを一つでこなすタスク管理ツールMonday.comのEligeo、アマゾンなどがブースを出していました。

北米では特に生成AIへの投資が急増しており、2023年には250億ドルに達しています​​。

ChatGPTなどのLLMs(生成型AI)が登場してはや1年半以上、多くのTech系の会社ではAIをいかに組み込んで製品を開発する会社が増えてきたと感じました。

まとめ

今回のカンファレンス参加は、最新のテクノロジー技術やマーケティングの情報を仕入れる絶好の機会でした。

ChatGPTの登場から1年半以上が経過し、マーケティング、テクノロジーの世界は大きく変化を遂げたと改めて感じました。今後はいかにAIをうまく使って製品を作るか、活用してマーケティングする企業が強いと感じました。

シェイプウィンでは、最新のマーケティング技術を駆使して、クロスプラットフォームで顧客の目的を最速で叶える戦略を立てていきます。引き続き最新マーケティングトレンドをキャッチしていこうと思います。

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新島 啓友
デジタルマーケティングスペシャリスト。中央大学卒業後、IT企業にてシステムエンジニアとして勤務。Windows Application Engineer としてテレビ内システムの開発に携わる。2022年にカナダに留学し、デジタルマーケティングを専攻。在学中にSEOスペシャリストとして複数のメディアの改善を手掛ける。現在はSEOを中心にデジタルマーケティングを支援。